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移住者の声

Interview

農家

能登の農産物を全国に

菜友館(無農薬野菜栽培農家)

松村博行さん・美香さん夫妻

茨城県出身の博行さんと石川県出身の美香さん。耕作放棄地が多い志賀町で、農業をすることを決意し、無農薬栽培と無添加加工食品を作っています。関東圏や関西圏などのイベントにも出展し、「能登の農産物」をPRしています。

01「自分らしい農業」をこの場所で表現したい

元々祖父が専業農家ということもあり、子どもの頃から農業に親しんでいました。しかし農業を継いだわけではなく、会社員として働いていたので、農業を継げなかったことがどこか心残りでした。 結婚が決まった時に、妻(美香さん)が石川県出身であり、さらに妻の祖父が志賀町で開拓事業として農家をしていたことを聞き、志賀町で思い切って自分らしい農業をしようと思ったことが移住のきっかけです。

02「私たちが作りました」と堂々と言える農業環境!

農業は一般的に「お金にならず、大変」と言われているように、志賀町へ来た時は耕作放棄地がたくさんありました。しかし、本当にそうなのかと疑問に思い、農業が衰退した理由は「自己表現が抑えられている環境」にあるという考えにたどりつきました。消費者さんに堂々と「私が作りました」とうたえるかどうかがカギだと。自分で作物を育てることはもちろんですが、そこからどういうお客さんに、どういうものを提供したいか、ただそれだけを突き詰めた結果、今では石川県にとどまらず、関東圏や関西圏まで足を運び、消費者さんと対話しながら販売できるようになりました。そんな農業スタイルは自分たちのためになり、企業としても学びが多く、何より毎日が楽しいです。

03限界集落は時代の最先端。「改革」に向けて全力で!

「限界集落」とはある意味、時代の最先端だと思っています。これから都市部に向かって起こることであり、今できることは「衰退」ではなく「改革」です。田舎で生きていく中で「テーマ」を見出すことができれば、何でもできる。農業の衰退も、人口の減少も変えられる。皆さんと共有していきながら、自分のできることは全力でやっていこうと思っています。 志賀町の生活の魅力は、住んでいる人が表現していかないと伝わりません。なぜ海が綺麗と感じるのか、なぜ山へ登った時に清々しいと感じるのか、発信していきたいです。田舎の自然の美しさは当たり前ではなく、志賀町だからであって、広がる風景も、ここにしかないもの。着飾って表現しなくても、十分にいろいろと心に訴えかけるものがある町だと感じています。

これから移住を検討される方へ

自分で掲げた “テーマ”に向けて、どう生きていくかが重要です! 志賀町は田舎です。田舎暮らしは「漠然と田舎の生活をしたい」という気持ちでは難しいですが、テーマがあれば簡単だと思います。テーマに向けて、田舎をどう活かして、どう生きていこうかと考えることは生きがいにもなります。それを自由にできる空間が「田舎」だと思っています。田舎で何を得て、何を表現するかがとても大事になると思います。

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